はてなブログはじめまして!
はじめまして、sacicciです。
いきなりですが、乳がん3年目です。
今まで、自分ががんだと思うのが嫌で、家族、勤務先上司、ごく親しい友達にしか話していませんでした。
同病者にコンタクトもできません。自分も患者なのに、患者が怖いです。
母をがんで亡くしているので、辛かった日々が蘇ってしまうのです。
なので、今までずっと私はもう治ったし健康なのだ!と思い込んで過ごしてきました。
手術後は抗ホルモン剤のみの治療をしています。この治療は5年間の予定で、その後も10年目まで通院が必要です。
私の場合、手術後から日常に戻るのが早く、1ヶ月後には職場に復帰し、半年後には、バレエのお稽古も再開しました。今は満員電車で通勤しています。
バレエを続けるために、全摘した右胸を同時再建し、今年でフルコンプリートしました。^^
たまに銭湯にも通っています。
まっすぐ横に大きな傷はあるし、鎖骨の下は凹んでいます。でも、時間が経てばきっと目立たなくなっていくし、(他の人が驚かないように)お湯に入ってないときは 少しタオルで隠せば お風呂はなんでもありません。温泉も行きます。友達はいいよ、すごいよ!と褒めてくれました。
インプラントを選択したので、常に右側を押されている感じはありますし、ストレッチしないとちょっとぎこちなく感じる事はあります。でも、このおかげで、最初の術後にさほどショックは受けなかったし、立ち直るのが早かったと思っています。
次はこれをきれいにしてもらうんだからな〜と思えたし、病院で最初にお風呂に入った時に鏡でうっかり見てしまった時も、ま、そうだよな、ぐらいの気持ちでした。
手術前はすごくすごく悩みました。欲張りなんじゃないか、自家移植がいいんじゃないか、etc...。あんまり悩んでいたので、先生にも、再建だけ後で手術できるますよ?とも言われました。
でも、自分にとっては、これがベストの選択だと今でも思っています。
自家移植はとても魅力的でしたが、私の場合、背中から移植部位を持ってくるという事だったので、バレエのお稽古も、衣装を着た時も、傷が見えてしまうなと思ったことと、病気でもない背中を切るのはやっちゃダメだなと 思ってしまったのでした。
でも そちらを選んでも、もしくは、やらないと決めたとしても、きっと、これで良かったと思うのかもしれません。
その当時に、すごく悩んで、すごく考えて、自分で出した答えなので、今こうしていられると思うのです。
病院の先生方は決めませんし、誘導もしません。(してはいけないとおっしゃってました) 手術前に考えなくちゃいけないこと、決断しなくちゃいけないこと、全身の検査、仕事の整理 etc..本当にたくさんあって、追い詰められた気持ちでした。
食事も味がしなくて辛かったですが、体力落としちゃだめだ、戦いなんだから!しっかりしなきゃ!と自分で自分を励まして、凄い勢いで進んでた気がします。でも、眠れないし、休日は落ち込んで動けないし、どんどん痩せていくし、精神状態は最悪だったと思います。
それでも、自分はこうなりたい!と 自分で決めて手術に臨む事が、本当に大事だなと後から思えました。
また、入院前、最初に「検査引っかかった!どうしよう!!」と打ち明けた幼馴染が、近県の自然たっぷりの温泉に連れて行ってくれました。仕事も片付かず、入院の準備にも焦っていた 入院1週間前の土日です。
何も言わずに、ただ、「温泉行こうよ!」と連れて行ってくれたのです。その日は何も考えず、子供の頃みたいに旅行を楽しみました。感謝しても感謝しきれないです。
そんな事があって、もう今は3年目。3ヶ月毎に血液検査をして、半年毎には大きな検査をして、薬を飲んで、なんとか無事にやっています。
途中で抗ホルモン剤の影響をみるための婦人科で引っかかり、こちらもマメに検査しなくてはならなくなりました。
いろんな事があります。
抗ホルモン剤は、あまり影響なかった 人もいれば、すごく辛い人もいるようです。
私は、慣れるまで1ヶ月ぐらいは、頭痛がひどくて困りました。外で脳貧血で倒れたことも 術後 今までで3回あります。また、だるかったり疲れやすい事があるので、婦人科で漢方薬をもらっています。これのおかげでだいぶ元気に過ごしています。ペースをつかんできたという感じです。
ただやはり、風邪をひきやすかったり、よく熱が出たり、あんまり丈夫じゃないです。無理しないようにと心がけてはいるのですが、仕事が忙しいと、生活が以前のように戻ってしまうので反省します。
また、がん専門ナースさんと面談の機会があったとき、とにかく好きなことをして、機嫌よく過ごしなね。と 言ってもらったことで、ストレスを溜めないようにより気をつけるようになりました。
楽しいと思う事を積極的にするようになり、嫌なことを我慢し続けないという気持ちを持つようになりました。(断っていいことは断る!のが私はできない性格でした)
そんな風に過ごしてきて、バレエ教室でも、職場でも、周りは誰も私ががんだと知らないので、元気に明るくやっているのですが、
最近疲れてきてしまいました。
他人の病気話、体調不良話、突然休などに出くわすと、私、なに頑張ってんだろ。などと ひねた感情が顔を出します。
それがだんだん 頻繁に思うようになって、身近な人に聞いてもらうこともあっても、いつも甘えらたらいけないし。
私は早期発見してもらって助けてもらった幸運や感謝を、忘れてはいないだろうか⁇
…なので、書いて感情を整理しようと思いました。
何をぐずぐずと考えているのか、書いたら客観的になれると思うのです。
私個人の性格にとっては、病気記事を見る事が、精神的に良い影響になはならなかったので、なるべくそうならないようにしたいです。 書いている私も、読んでくださる人にも。
先生に、ネット見るのが怖くて、何も調べる事ができません・・(T-T) と 泣き言を言ったこともあったぐらいです。笑
芸能人の病気話をニュースでたまたま目にしても、すごく落ち込んでしまう性格です。
趣味のこと、普段のできごとに加え、がんになってからの事、よく考えている事、悩んでいた(る?)事、少しづつ書いていきたいです。
でも、前向きであり続けるように、気を付けます。^^